たったの1ヶ月で独立
当スクール グレースシューズでの靴をつくるまでの流れです。
基本から丁寧に、指導をしていきます。
個人の能力差があるかもしれませんが、約1ヶ月で様々なデザインの靴をつくれるようになることを目標としています。
(1) 工具の手入れ・ミシンの操作基本
まず、自分が使いやすいように 「包丁」 や 「マチ切り」 など、工具のを手入れを習得していきます。 ミシンについては、糸の通し方から縫い目の調節方法まで、 基本的な操作の学習をします。個人差はありますが、全く初めてミシンを扱う人でも、 おおよそ2時間程度で扱えるようになります。
[ Photo1 ]
靴作りに必要な道具は色々な種類があり、基本となる4つの道具は 「自分専用」 を用意しましょう。
[ photo2 ]
作業を始める前には必ず、毎回道具の手入れをしましょう。勿論、刃物の研ぎ方から道具のメンテナンスまで丁寧に伝授します。
(2) 包丁の使い方、革の裁断
包丁 (ほうちょう) の持ち方から、革の切り方などを学びます。
[ photo1 ]
革を裁断するには 「包丁」 と呼ばれる道具を使用します。 包丁 (ほうちょう)の持ち方や裁断時の包丁 (ほうちょう)の角度などについて習得していきます。
[ photo2 ]
包丁 (ほうちょう)の扱いに慣れてきますとハサミを使うより、早くキレイに裁断できるようになります。繰り返し練習をしましょう。
(3) 漉く(すく)作業
漉く (すく) とは革を薄く削り、折り曲げや接着など、これからの作業をスムーズにする為の工程です。 とてもデリケートな作業で、初心者が失敗することも少なくはありません。 しっかりと説明を聞いて、機械に慣れるようにしていけば大丈夫です。
[ photo1 ]
「漉き機」 という機械で、革の縁(へり) を薄く削っていきます。慣れないと革が破れてしまいます。
[ photo2 ]
左の写真で、白く見える箇所が漉いた部分。
一定の幅と厚みで薄く削るのがポイントとなります。
靴の仕上がりにも大きく影響しますので、大切な作業となります。
(4) 革の刻み
美しい曲線を生み出すには、革の刻み (きざみ) がとても重要になってきます。 刻むときには、効率の良い手の使い方がポイントとなる工程です。
[ photo1 ]
刻みは、美しい革のカーブを生み出す大切な工程。この様な工程が、何故必要なのかも説明しながら習得していきます。
[ photo2 ]
全ての作業は生徒さんの目の前で実演しながら、お教えしますので、判りやすく、身に付くスピードも早いです。
(5) 縁折(へりおり)
漉(す)いた革の縁 (へり) を折り込む工程です。 ここでも指の使い方が大切になってきます。 外カーブと内カーブでは異なる指遣いを学んでいきます。
全工程で薄くした縁部分に糊付けをして折り込みます。
簡単なようですが、ここにも色々なコツがあるのです。
(6) ミシンの縫い方
いよいよミシン掛けとなります。手だけでなく、足でもミシンをコントロールします。 ミシン操作に慣れるまでは、針の動きが目で見えるくらいの低速で縫うようにします。 慣れてきたら、自分のペースで縫う事ができるようになります。
[ photo1 ]
ミシンの扱い方を覚えていきます。ミシンをコントロールする足の動きも、とても大切です。焦らず慣れる様にしていきましょう。
[ photo2 ]
親方がミシンを使うときは、とても速いですが、慣れていない生徒さんは低速で練習しましょう。
(7) マチ切り
革の余分な部分 「マチ」 を切り落とす作業です。
[ photo1 ]
ミシン掛けの後は、革の余分な部分を切り落とすという作業が必要となります。ミシンの糸を切らないよう慎重に作業します。
[ photo2 ]
時には実際に手を取りながら指導します。長年の経験から生まれたコツも、惜しまずお伝えしています。
おおよそ上記の(1)〜(7)までの工程が1日目に生徒の皆さんが学ぶ工程となります。 今までに ミシンを取り扱った経験があったり、作業の進み具合が早い生徒さんは1日目にして次の 「型紙」 の工程へ進む場合もあります。
(8) 型紙(かたがみ)
生徒さんの好みの靴のデザインから型紙(かたがみ)を作成していく工程です。
始めの1足は、作りやすい靴を相談しながら選んぶことをオススメします。
靴作りの工程の中で型紙は重要なポイントとなります。
ですので、30分以上かけてじっくり習得していきます。
靴の木型から、型紙を作成する方法を学んでいきます。
数足分の型紙を作り、その型紙から靴に仕上げていくことを繰り返して慣れていくことによって、 殆どのデザインの靴は自分で型紙を作れるようになりますし、作業の早い生徒さんなら1日目から、 この工程まで進むことがあります。
(9) 靴の製作
実際に革を裁って、漉いて、縁折りをし、ミシン掛けをしていきます。 1日目に習った基本を全て活用する工程になります。それぞれの工程をしっかりと覚えていれば大丈夫です。 アッパーという部分 (靴の上部の革) を木型に密着させていく工程です。両手の指の使い方まで細かく指導していきます。
3日〜4日目からの工程
次の工程で習うことを、おおまかに一通り説明します。
(1) アッパーのつり込み
(2) グラインダー (バフ) がけ
(3) 底付け
(4) 仕上げ

この様な基本工程のひとつ一つを、じっくりとお教えしています。
併せて、それぞれの工程が 「なぜ必要なのか?」、「何の為に行うのか?」 を しっかりと学んで頂いて、靴作りを 「基本」 から身につけて頂く事が出来ます。
教室へ行く日を決めるのも、作る靴のことも、靴のデザインについても全てが自由。 全てご自分で決めていただく事が出来ます。

そして、たったの1ヶ月間スクールに通うだけで、独立するにあたって必要な靴作りの技術の基本を学べます。

何故、たったの1ヶ月間だけで靴のつくり方を学べるのか、不思議に思われるかもしれません。

全く経験のない人には、「靴を作る」 という事はとても難しいことのように思えるかもしれません。 ですが実際には、靴作りの基本は皆さんが思っているよりは難しくはありません。

グレースシューズの今までの経験から言いますと、平均実質24日〜30日もあれば充分に習得することが出来ます。 よほど特殊な靴ではない限りは、この 「基本」 で靴を作れるようになれます。

確かに世の中には技術的に創作が困難な靴や、奇抜で複雑なデザインの靴もありますが、全てはこの 「基本」 の上に成り立っているのです。

更に経験を積むことにより、個人差があるものの、皆さんの手でどのようなデザインの靴でも作る事が出来るようになると考えております。